ちょー久しぶりに予報現業に復帰

ここ数年は、フリーの気象予報士として活動しているわけですが、その主な活動は講演・講師活動です。大学時代は、学校の先生になることも選択肢にあったほど、もともと“教える”業が好きなので、そういう意味では、充実した日々を過ごしています。(まあ、それだけでは食べていけないのも事実ですが・・・)

それでも、時々ふと思うのです。気象予報士の方やこれから気象予報士の資格を取ろう考えている人はご承知のとおり、気象予報士の本来の仕事は、“気象現象の予想”をすることです。なので、どのような活動をしているときでも、気象予報士として“予報技術の向上”をいつも心がけています。とはいえ、予報の現場を離れると、その機会はおのずと限られます。

そんなジレンマの中、お世話になっている気象予報士の方から、予報現業の仕事のお誘いがありました。予報技術を磨くにはまたとない環境です。しかも、フリーの立場のまま、フル勤務でなくてもよいという、何ともありがたい条件で、晴れて10月後半から現業復帰したのです。仕事場は、都内超高層ビルの54階で、最高の眺望が広がるオフィスです。

ほんと久しぶりの現場復帰でしたが、気象庁OBの方々や長年にわたって予報現業をしてこられた方々もおられ、彼らの予報技術の奥深さや熱心さには日々感心しています。そうした長年の経験や勘の大切さは、今の時代もしっかり生きていました。一方で、システムの強化、予測ツールの進化にも驚嘆しています。

こうした職人間とシステム力の見事な融合の中で、予報技術を磨けていけるとは、なんとも恵まれています。この機会を大切にして、しっかりと予報技術を磨き、それをまた若い気象予報士の人たちに還元していきたいと思います。

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